美里町の「日本一の石段」3333段に登ったら真っ白だった
熊本県美里町にある「日本一の石段」に登ってきました。全部で3333段あります。我が家からは車で40分ほど、時間を見つけては、フルマラソンのためのトレーニングを兼ねてちょくちょく登っています。
200円駐車場に停めたい
近隣に駐車場はたくさんあります。公式な駐車場は300円ですが、近隣住民運営の駐車場だと200円や100円もあります。飲み物も買いたいし安いところに停めたい。たくさんの駐車スペースがありますが、正月などほぼ埋まってしまうこともめずらしくありません。
最初の200段でつまづくな
登ると自販機はないので、登る前に買いましょう。まずは軽く200段ぐらい登ると、記帳台やトイレなどがあります。トイレは1600段過ぎにもありますが、処理などの関係でここで済ませたほうがよいです。最初に立ちはだかる200段。ここは軽く行きたいところですが、最初の苦難といっていいでしょう。
まずは1000段をめざす
100段ずつ、200段ずつ…好みのペースで休憩を取りながら、まずは1000段をめざしましょう。途中、坂道の部分があり、結構勾配があり脚に堪えます。段数もカウントされないし、無駄骨感もあって階段よりダメージ大です。
1000段まで登ると休憩所があります。が、景色が見えるわけではありません。とりあえず約3分の1を制覇。一旦英気を養いましょう。
やっと2分の1、長めの休憩
間隔の広い階段などバラエティに富んだ石段を黙々と登っていくと、ようやく2分の1。1700段過ぎに休憩所があるので、ここで長めの休憩をしましょう。3333段が難しい方は、ここを目標にしてもいいかも。一度、自己新タイムを出そうと走って登って、気分が悪くなりここでリタイアした経験があります。
次の目標は2000段。「元気が出るテレビ」の石碑に力を貰いながら、重たい脚にムチ打って登ります。
やっとのことで3分の2。もうひと踏ん張りで頂上です。
ここに来てようやく展望が開ける場所があります。
石段だけでなく、石畳の道などもあります。もちろん段数にノーカウントです。運が良ければ、ダンベル持って登っている方とか、1日何往復もしている方とか、石段界隈で有名な方とすれ違うこともあります。
2500段を過ぎると、いよいよ頂上が近づいてきます。ここが一番きつい。上まで続く石段が見えるので果てしなく遠く感じます。石段も湿っててすべりやすく注意が必要です。
頭も疲れてくるので、1000、2000、3000で終わりそうな気もしてきて、残り333段を失念してしまうことも。
頂上に到着!雪景色が広がっていた
やっとのことで頂上に到着。頂上の広場はまさかの雪景色でした。登りのタイムは50分ほど。ほとんど休憩なしで、一歩一歩歩くのと同じペースで登ってきました。自己ベストは46分ぐらい。早登り大会の記録は30分切るんですよね。すごい。
せっかく頑張りましたが、ここからの眺めはゼロ。見渡す限りの杉林です。
でも安心してください。釈迦院へ続く道を少し上がると熊本平野が見渡せる場所があります。きょうは霞んでいましたが、不知火海なども見えそうです。
あと1キロぐらい進むと釈迦院があります。3333段を登ったあとなので、1キロといえ遠く感じます。きょうは雪道だったので断念。
下りがきつい?私は楽だけど
あとは下るだけ。よく「下りがきつい」という方がいますが、重力に逆らわない分やっぱり楽。ヒザが痛くなる方は、重力頼みで足を出しているのではないでしょうか。しっかり石段を踏んで降りていきます。運動不足もあり、ヒザではなくスネの外側の筋肉が途中痛くなりました。
下りは手すりをスイ~~っと、とはできないようになっています。あしからず。落ち葉にも気を付けて、”下界”をめざしましょう。
この石碑を見逃すな!
最後に穴場的な石碑を紹介します。最初のトイレの近くにあるこの石碑。「11,111回登段記念」と書いてあります。超登りまくっている方が11,111回登ったのを記念して寄付をされたときの記念碑です。裏側に1日の最多登段、1週間の最多登段、1か月のの最多登段だ刻まれています。
「何のために?」「暇なの?」...いろいんな思いがよぎりますが、すごい、すごすぎます。